2013年度の特徴
明日見ライフでの公演が最初に決まっていたことで、「長い年月で変わってしまうもの、変わらないもの」や、「時間の流れを感じるもの」などを探ることで、作品テーマを構築していきました。お年寄りからアンケートで思い出を書いていただき、参考にしました。古い映画を見たり、古い写真に触れることでお年寄りたちが体験してきた時代を考えるきっかけを作りました。
授業活動記録
5月6日:八王子市郷土資料館にて明治期の風呂、種板など新たに調査。
これが明治時代に実際に使われていた風呂。素晴らしい細工です。実寸調査などを行い、現在我々が再現して使っている風呂の改良点を探しました。
記念写真
5月20日:藤城清治『影絵横町展』見学
見学感想「絵の中にぼんやりの部分とはっきり見える部分の違いがおもしろい。」「光と影の絵に奥行きがあり、それぞれの素材感も描写されていてすごい。」「私たちも影絵で紙を使うことができるのではないかと思った。」
6月17日:影絵師SAKURAさんによる中国影絵、皮影戯(ピーインシー)の体験。
7月1日:ワタリドリ計画のおふたりによる手彩色で白黒写真に色をつけるワークショップ体験
7月15日の授業
シナリオ制作に向けて時代ごとに資料を集め、大きな年表を作りました。
公演&ワークショップ
10月20日:ケア付き高齢者住宅・明日見ライフ南大沢公演
公演終了後のワークショップのようす。
まぼろし八景 影X幻燈
12月2日(月)中野ポレポレ坐
フライヤーデザイン:王欣欣
写真:首藤幹夫
出演:坂本宰の影/演奏:横川理彦
東京造形大学大学院Hachioji影絵プロジェクト/演奏協力:シューヘイ
上演作品『転々』
受付の様子。中ではリハーサル真っ最中です。
直前まで種板の調整が続きます。
『転々』は主人公の猫がさまざまな時代を抜けてやがては宇宙まで飛び立つ物語です。
パンフレット
デザイン:邹璐・久森里郁
イラスト:姚志慧