2022年9月17日(土)18日(日)『伝承のたまてばこ〜多摩伝統文化フェスティバル2022〜』に参加しました。
これは、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団が主催のイベントで、これまでにも声をかけていただき何度か参加させていただいています。
当日はあいにくの雨で外のイベントのみなさんは場所を変更するなど大変でしたが、我々は室内でしたので、大きな問題はありませんでした。
影絵公演では、まずスクリーンを設置するところから始めます。そのあと、会場を暗くするため窓すべてに暗幕を取り付けます。暗闇に浮かび上がる絵こそが影絵(写し絵)の魅力です。
種板の順番をもう一度確認しています。暗い中で演じなければならないので、この作業が重要です。
音楽は大野慎矢さん、朗読は加藤亜依先生です。
受付のスタッフのみなさん、二日間お世話になりました。
影絵作品『君の翼になる』
ひとみとココのふたりは仲良しの高校生。ある時、実はココは天狗だったとわかってしまう。人間と天狗のふたりの友情はどうなってしまうのでしょうか。高尾山の天狗を中心に、八王子にまつわるお話です。
公演動画リンク
体験コーナーでは、写し絵についての説明と風呂を持ってうつしてみる体験ワークショップを行いました。
たくさんの観客に観に来ていただき、公演は大成功でした。
公演概要
伝承のたまてばこ〜多摩伝統文化フェスティバル2022〜
江戸時代のアニメーション「影絵(写し絵)」
17日(土曜日)
①13:30~14:00 ②15:30~16:00〈体験 14:00~14:30〉
18日(日曜日)
①13:00~13:30 ②15:00~15:30〈体験 14:30~15:00〉
会場:いちょうホール第1展示室
演目:「君の翼になる」〜八王子にまつわるお話〜
制作・出演:東京造形大学大学院 Hachioji影絵プロジェクト《八王子市》
音楽:大野慎矢
影絵(写し絵)は、江戸時代後期に発祥したと言われる日本の伝統芸能です。八王子では写し絵師の玉川文蝶とその門下が、明治から昭和初期にかけて『影絵』と称して、周辺地域で多くの公演を行ったという記録が残っています。『Hachioji 影絵プロジェクト』は、この『影絵』を研究対象として、現代的な光と影によるアート表現の可能性を探求しながら、地域社会との連携を図り、さまざまな場所で公演やワークショップ活動を続けています。
〈体験〉
昔の映写機「風呂(ふろ)※」を使って、写し絵の原板となる種板を映し出す操作ができます。 ※江戸時代に使用されていた風呂を採寸し、復元したものを使用します。