2023年5月9日の授業

2023年5月9日の授業では、初めてスタジオに入りました。地下スタジオは公演の稽古をしている場所です。スクリーンの張り方や、スタジオの使い方をまず習いました。


前回描いた種板をスクリーンに映し出しながら、スクリーンの裏側から映すことで、どのように見え方が変わるかを確認しました。左右が逆転して観客に映ることにも気づきました。また、音楽に合わせたり、映し方の工夫を考えました。

陽が暮れてから今日のおおきなイベント、中野純先生による「闇体験」のワークショップです。

この写真は、まだ森に入る前の街灯がある場所ですが、こんな場所でも闇の中では柑橘系の匂いが感じられたりと、新しい発見があります。

このあと大学近くの森の小道を灯りをつけずに暗闇歩行したのですが、暗すぎて写真が撮れませんでした。

少し広くなった場所で風呂を使って野外映写の実験をしました。また、レジャーシートに寝そべって夜空を眺めることで、夜に外で寝そべるという特別な体験もしました。
カエルの鳴き声、花の香り、ムササビの鳴き声も聞こえて、闇体験が深まりました。

影絵の公演では、暗闇の中で風呂の操作や種板の変更、電池交換などをしなければなりません。闇に慣れる。闇に親しむことがまずは大切です。

以下、学生の感想の一部です。

人生初めての体験でした!(一生忘れないかもw)暗くてちょっと怖かったんですけど、星空と、道を通した微弱の光は、すごくきれいで印象に残りました。

とても面白い体験で、お腹がすいたような気がします。しかし、夜に山に登って多くのにおいと音を感じた。今回の思い出はとても貴重だと感じて、私はこの素晴らしい思い出について友達と話します。

暗闇の中で光や影をじっくり観察するのはとても面白い。視覚的な感覚に加えて、聴覚や嗅覚、触覚も充実しています。山のさまざまな音や匂いを聞きながら、それを観察するのは、まるで映画を見るようです。

視覚が弱くなることでより異なる光景が見えてきました。民家に明るい窓しか残らず、周りに本来の色が消えて、弱くて白い光になりました。グレーの空と黒の地面に巻き込んで、歩いたり、嗅いだりすると森の姿が頭に映ってきました。今までなかった体験で、楽しかったです。

今日、山にワークショップに行ったのはとても面白いと思いました。 山の新鮮な空気を吸い、花の匂いを嗅ぐ。 山で影絵をする。今日はラッキーな小旅行だったと思うし、この経験は一生忘れない。

闇が怖いので、夜に登山すると恐怖感と戦っているみたいです。友達の協力のおかげで、戦う勇気があるようになりました。友達は私の手を握って連れて行ってくれて、本当に感動しました。面白い経験になりました。

毎回山に登ったり車でトンネルを通ったりする時、自分が山の血管の中にある細菌のように思われます。しかし今回はあのような拒否されている感じがなかったです。途中でみんなが影絵をしていた時は山に抱きしめられて夜空に優しく見つめられているような気がして、夢のようで涙出るほど感動しました。先生たちのご紹介、安心感をくれた前の人の白い服、手を繋いだ時の温度、「石あるよ木あるよ気をつけて」などの声、全てがこの優しい夜を紡いでくれました。一人でできないことを実現させてくれてありがとうございました。